人工透析患者の余命

腎臓が悪くなって、人工透析による治療を開始するときに、「余命」が気になると思います。
人工透析をしたら何年生きられるか、と考えてもあまり意味がありません。
人工透析は、治療と言っても、腎不全を治療するわけではありません。
機能を失った腎臓に代わって、血液をきれいにするわけで、言い換えれば血液を掃除して延命するという事です。
腎不全のままでは生きて行くことは出来ません。

余命を考える時は、人工透析治療を受けていると言う事よりも、その人の身体の状態や人工透析を始めた時期が重要です。
さらに食事制限をどこまで守っているか問う言う事も重要です。
食事制限をおろそかにすると合併症を発症する恐れがあります。

人工透析患者が、腎臓病の悪化で死亡するという事はありません。
必ず、合併症が死因となります。
ですから、合併症を引き起こさないように注意することが肝要です。

人工透析患者の死因の1位は、心不全です。
身体にたまった水分や、高血圧が心臓の負担となります。
ですから、食事制限や水分制限をきちんと守ることが、人工透析を受けながら長生きするためには必須です。

人工透析の技術は年々進歩しています。
合併症さえ発症しなければ、かなり健康な人に近い生活をすることが出来ます。
ですから、過去の統計を見て、余命何年だろうかというのはストレスがたまるだけで意味がありません。
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