低蛋白血症(ていたんぱくけっしょう)

ネフローゼ症候群は、蛋白(たんぱく)が尿と一緒に排出されてしまうために起こる腎臓疾患群の総称です。
その代表的なものに低蛋白血症(ていたんぱくけっしょう)があります。
低蛋白血症というのは、血中蛋白質が少ない状態のことです。

身体の中の蛋白が不足する原因は、蛋白が作られないか、流れ出てしまうか、のどちらかです。
蛋白が作られない(蛋白合成障害)のは、肝硬変が代表的です。
蛋白が流れ出てしまう( 蛋白喪失)のは腎臓病が代表的です。

低蛋白血症になると、膠質浸透圧(こうしつしんとうあつ)が低下します。

浸透というのは半透膜を通して物が移動することです。
たとえば人間の細胞膜などもそうです。
膜の左から右へ浸透する場合、左側に圧力をかけると浸透しなくなります。
この時の圧力を浸透圧といいます。

膠質浸透圧は血管の中での血漿と間質液の間の浸透圧のことです。
膠質浸透圧が低下すると、水分が細胞外に流れ出て、体がむくんできます。

腎臓機能が低下すると体がむくんできます。
これは、蛋白が尿に混ざって体外に流れ、低蛋白血症となり水分は体の中にたまることが原因です。
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