腎臓移植について

慢性腎不全になると完治することはできません。
当面は食事制限と投薬で進行を遅らせる治療を行います。
しかし一定以上に腎機能が低下した場合は人工透析を受けることになります。

しかし、透析治療は、腎臓のすべての機能を代行できるわけではありません。
人工透析を長期間にわたって行っていると、色々な合併症や随伴症状が発症するようになります。
そこで、もうひとつの手段として期待されているのが、「腎臓移植」です。

現在の日本は臓器移植に関しては後進国ともいえます。
海外でもたとえばアメリカなどでは臓器移植が盛んにおこなわれています。
日本はたぶん倫理的な問題が微妙なので遅れているのだと思います。

医学の世界で臓器移植技術というのは免疫技術に依存しています。
現在では技術的にも進歩し、良い薬も開発されているので、日本でももっと臓器移植例が増えても良いと思います。

現在、臨床で行われている臓器移植には、腎臓の他にも、心臓、すい臓、骨髄、角膜などがあります。
臓器移植では、ドナー(臓器提供者)が必要となります。
腎臓は、人のからだにふたつあることから、生きている人からもらうことができる臓器です。
生きている人から片方の腎臓をもらうものを「生体腎」といいます。
生体腎は、血縁関係者を中心に行われます。
血縁者の中でも兄弟(姉妹)が一番適合率が高いと言われています。
移植後は、提供した側のドナーも、提供された方も、ひとつの腎臓で支障なく生活していくことができます。

もっと腎臓移植が広がって、透析の負担や合併症から解放されることが期待されています。

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