腹膜透析

人工透析とは腎臓の機能を人工的に行う方法ですが、当サイトで説明している「血液透析」の他に「腹膜透析」という方法があります。

血液透析は、血液を一旦体外に出して、透析器の中の細い管を通して、老廃物を取り除く方法です。
それに対して腹膜透析は、自分の腹膜をフィルターの代わりにする方法です。

腹膜というのは体の中の臓器を固定している膜で、広げると体表面積と同じくらいになります。
この腹膜の中には毛細血管が網の目のように走っています。

腹膜透析は、腹膜で囲まれた腹腔の中に専用の透析を入れ、腹膜の毛細血管の中の老廃物をこの透析液に移します。
すると血液はきれいになり、老廃物は透析液のほうに溜まります。
透析液は定期的に取り替えます。
この取り換えることをバッグ交換といいます。
1回のバッグ交換は30分くらいで、1日に4回行います。
また、夜間寝ている間に自動的に透析液を交換する方法もあります(APD)。

この透析方法ですと、血液透析のようにベッド上に拘束される時間が不要になります。
ほとんど健康な人と変わらない生活をすることが出来ます。

ただし、腹腔に透析液を出し入れするために手術をして体の中にカテーテル埋め込む必要があります。
カテーテルは一度だけ埋め込めば半永久的に使用できます。
注意が必要なのは、皮膚の外に出ている部分の消毒を確実に行うことです。
Copyright © 2009 人工透析で腎不全を乗り越えよう. All rights reserved