透析患者とPAD(抹消動脈疾患)

PAD(抹消動脈疾患)というのは、足の血管の動脈硬化による病変の総称です
人口透析を受けている方は、透析により急激な血管の収縮や拡張、長期透析による動脈血管壁への石灰沈着、等が動脈硬化の原因となりますから、十分に注意が必要です

また最近では、腎不全においては、低栄養と慢性的な炎症が動脈硬化を引き起こすといわれています
透析患者の場合は、健常者よりも動脈硬化が10年~20年進んでいるといわれ、PADにも10倍なりやすいそうです
PADは進行すると下肢の切断が必要になる様な重大な疾患です
また、下肢に動脈硬化があるということは、全身の血管にも同様に動脈硬化がある可能性が高いという事になります
PADのある人は、心臓の冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳血管疾患(脳出血や脳梗塞)を発症するといわれています

下肢の血流が悪くなると、最初にしびれや足が冷たく感じたりします
次に、少し歩くと足が痛くなり、やすむとすぐ治りますが、また歩き出すと痛くなります
これは、「間欠性は行」といって下肢の動脈硬化の重要なサインです

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