透析療法と合併症

腎臓の機能が低下した状態を「腎不全」といいます
急性腎不全と慢性腎不全があり、どちらも人工透析療法が適用できます
急性の場合は、尿が出るようになる「利尿期(りにょうき)」を迎えるまで継続しますし、慢性の場合は、ほぼ半永久的に行っていくことになります

透析は、人の腎臓に代わって、機械が体液成分のバランスと量を正常にする働きをするものです
しかし、腎臓には、排泄機能・代謝機能・分泌機能、といった色々な働きがあり、それらをすべて機械が人の代わりに行う事は出来ません

最近では、腎臓移植の成功率が高くなってきたために、積極的に移植を勧める動きもありますが、それでも日本では、透析療法は広く行われている事に変わりはありません
なかには、20年以上も継続している患者さんもいらっしゃいます
そのため、長期間にわたって透析療法を受けているいる場合の、いろいろな合併症や随伴症状の危険性を常に意識して注意していなければなりません
透析療法の継続は、これらの症状への対策をいかにうまくやっていくかとの戦いとなるのです

透析療法による主な合併症は主に次の5つです
1.貧血、2.腎性骨症、3.不均衡症候群(ふきんこうしょうこうぐん)、4.透析アミロイドーシス、5.動脈硬化症(どうみゃくこうかしょう)
そのほかにも、不快な症状や体調の変化を感じたら、すぐに主治医に相談する必要があります
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