人工透析療法とは

慢性腎不全になると、腎臓の機能は健康な人の半分以下に低下してしまいます
そしてさらに症状が進むと、尿毒症の症状が出現します

尿毒症(にょうどくしょう)というのは、腎臓の機能が極度に低下た結果、体内に毒素がたまってしまう状態をいいます
これは腎臓がもつ、排泄、代謝、分泌の3つの大きな機能のうち、排泄機能が大幅に低下した事によります
以前は、尿毒症になってしまうと、生命の維持が危ぶまれました
しかし、最近では、「透析療法」が進歩したおかげで、生存率の高まっただけではなく、患者さんの社会復帰も可能になっています

人工透析の実施は、通常は週に2~3回行ないます
ただし、人工透析療法というのは、あくまでも腎臓の機能を人工的に代行するものですから、腎機能を回復させる訳ではありません
人工透析療法を続け、腎臓病に対して十分な管理を続けていけば、健康な人とほとんど変わらずに仕事や生活が出来ます
ただし、半永久的に人工透析を続けていかなければなりません

尿毒症になってしまってから人工透析を始めるよりも、尿毒症の症状が出現する前に透析を開始した方が、その後の経過が良いとされます

人工透析の開始は、一般的には、血清クレアチニンが1dl中1mgを超えた時点を目安にしています
ただし、症状によってもっと早めに開始した方が良い場合もあります
例えば、糖尿病性腎症(とうにょうびょうせいじんしょう)や高齢者の場合です

人工透析を続けるのは大変な事ですが、それによって食事制限が緩和される事はすごく嬉しい事です
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